貝塚市 ふぐや なか村様
エントランスから店内、テーブルから見る庭
視線にこだわったリノベで趣きのあるお店に
施工概要
- 工事面積 /
- 93.86㎡
- 構造 /
- 軽量鉄骨造2階建
- 施工期間 /
- 3.0ヶ月
印象的な格子の向こうに長いカウンター
上品で洗練された空間の中に高級感を
大阪・北新地のふぐ料理店で修行を積まれ、地元で独立開業されることになったNさま。もともと宿泊施設の食堂として使用されていた建物を借りられ、ファサードからアプローチ、内装の改修工事をご依頼いただきました。新しいお店に求めておられたのは、上品で洗練された空間の中に感じる謙虚な高級感。長いカウンターにテーブル席と個室、庭の景色も活かしたいとお話しされていました。空間の中央に配置されていた2本の柱を構造上問題がないことを入念に確認したうえで適切な場所に移設し、入り口からエントランスを抜けると正面にカウンターと板場が見通せるよう計画。少し進んで右に目をやると大きな窓から庭が望めるよう壁の配置などを工夫しました。格子の引き戸で仕切った個室もプライベート感と開放感を両立した居心地のいい空間に。お味はもちろん、器や盛り付けにまでこだわったNさまのお料理に引けを取らない空間をと意識し、設計・施工させていただきました。
照明のチョイスにもこだわった空間づくり
窓からの眺めが食事時間を特別なものに
カウンターの先にある8席のテーブル席スペースには大きな窓を配置して、庭の眺めも込みで空間を演出した。床や壁に馴染むグレーのペンダントライトは、ガラスに反射して眺めを邪魔することがないよう不透過のシェードをチョイス。もちろん、カウンターに座ったお客様も庭を楽しめるよう、視線に関して緻密に計算してある。ランチでもディナーでも、それぞれの時間の光で表情を変える庭が秀逸。
格子の引き戸で仕切った個室も、プライベート感と開放感を両立した居心地のいい空間に。お味はもちろん、器や盛り付けにまでこだわったNさまのお料理に引けを取らない空間を、と意識して設計・施工を行った。
立派な門の再利用を提案して 重厚感のある雰囲気を創出
建物のポテンシャルを最大限活かし、再利用が可能なものは活用してコストダウンを行うのがアトラクト設計工務のリノベーションの基本。当初、撤去を希望されていた門の再利用を提案し、看板やのれん、照明などを整えた改修を実施。
郊外まで足を運ばれるお客様の目印にもなり、夜になって灯がともるといっそう風情を感じられます。上質で特別な空間への入り口にふさわしい重厚感のある門構えとなりました。